2010年03月09日

高齢化社会の今バリアフリーに

高齢化社会が進んだことによって注目されるようになったのがバリアフリー改修工事によるリフォームです。

階段やちょっとした段差など、健康に問題を抱えていない人にとっては何てこともないものも、高齢者や障害者には大きな障害になってしまうことがあります。日々の生活の中でストレスや不便を感じさせないようにするためにはバリアフリーに対応した住まい作りが不可欠となります。

バリアフリーのリフォームにはさまざまな種類が考えられます。階段や廊下への手すりの取り付けや段差の解消、屋外へ出るためのスロープの設置などが一般的です。また状況によっては転倒防止のための床材の変更、扉の取替え、階段に設置する車椅子用の昇降機設置、ホームエレベーターの設置なども考えられるでしょう。

こういった新たな装置の設置のほか、家の構造そのものを変更する必要も出てきます。車椅子が自由に動き回れるためのスペースの確保はとくに重要です。浴槽やトイレのスペースの問題もあります。これらの場合、かなり大規模なリフォームが必要になる場合もあります。

これらバリアフリーのリフォームに関しては補助金制度も設けられています。この補助金制度はおもに通常のバリアフリー改修工事と、障害者用の工事とに分けられます。補助金の上限も大きく異なってきていますから事前にしっかりとチェックしておくことが重要になります。

居住している人だれもが快適な生活を送れてこその住宅。その意味でもバリアフリーのリフォームは現代社会において非常に重要な意味を持っているものといえるでしょう。

キッチンをかえよう!

主婦にとってキッチンは日々の仕事場でもあり、生活の軸になる空間でもあります。できるだけ使い勝手がよく、快適に過ごせるような空間であることが望ましいことは言うまでもありません。そんなキッチンのリフォームが注目を集めています。

キッチンは家庭環境や目的によっても大きく異なってきます。最近人気なのがダイニングと一体化したオープンタイプ。家族と向き合い、コミュニケーションをとりながら作業をすることができるスタイルで人気を得ています。このオープンタイプにもカウンターでダイニングと仕切ったセミオープンタイプや、壁の一部分を開放したセミクローズトタイプなどいくつかの種類に分けられます。

またレイアウトも重要です。平行移動を基本にすべての装置を一列に並べた「I型」、部屋の隅にL字型に並べ、移動効率をアップさせた「L型」、一部の設備を独立させた「アイランド型」、L型とI型を組み合わせた「U型」などの種類があります。キッチン全体のスペースや利用する人数、好みなどをよく考えた上で選択する必要があります。キッチンのリフォームでもっとも重要なポイントとなるでしょう。そのほか床を安全なコルク材にするなど家族構成を考えたリフォーム方法もあります。

毎日の調理。快適で楽しく行うことができるかどうかで日々の生活は大きく異なってきます。それはそのまま住宅の評価そのものに結びついてくるでしょう。その意味でもキッチンのリフォームは重要なポイント。行う際には事前に綿密に計画を立てて行うようにしたいものです。

耐震対策

耐震対策が大きな問題となっています。耐震強度の偽装問題がクローズアップされたことで住宅の耐震性に対する関心も高まってきました。万一地震が発生した際、家屋は家族を守ってくれるのか、家屋を失わないで済むのかどうか。不安に思っている人も多いようです。

そんな耐震性の不安を解消するのが耐震対策のリフォームです。この耐震対策のリフォームにはさまざまな種類があります。

まず基礎の補強。とくに古い住宅の場合、基礎をコンクリートで一体化したり、専用の注入剤などによって補修する必要が出てくる場合があります。

それから部材の交換。長い年月が経過した住宅の場合、腐朽やシロアリの侵食などによって部材が弱っている場合があります。その部分を交換し、強化することで住宅の強度を高めるだけでなく寿命を延ばすこともできます。

柱の補強も耐震リフォームの重要なポイントです。とくにアンカーボルトが使用されていない住宅の場合は改めてアンカーボルトで強化することが必要になってきます。そのほか接合部に金物を取り付けて補強する方法もあります。

ほかにも壁にブレース(筋かい)をかけたり、構造用合板を取り付けて強化する、屋根材を軽いものにし、負担を減らすなどの対策も採られます。

耐震リフォームの場合、大規模な補修工事が必要な場合が多くなりますが、場合によっては外側から鉄筋のブレーズなどを取り付けて壁を補修することで生活しながら補強することができる方法もあります。

一昔前に比べて耐震対策への関心が高まっている現在、耐震リフォームは万一の備えとして重要な役割を果たしてくれることでしょう。

中古物件とリフォーム

住宅を購入する場合、新築物件を購入するか、中古物件を購入するかの選択があります。その際、リフォームを念頭に入れておくとより理想的な物件を見つけることができるでしょう。

中古物件を購入した場合、当然新築よりも費用を安く済ませることができます。その浮いたお金をリフォームに回すことでより理想的な居住環境を手に入れることもできるわけです。

新築物件といってもすべてが理想どおりに揃っているというわけではありません。耐震対策や省エネ対策、あるいはキッチンのレイアウト、部屋の数など。家族の数だけ求めるものがあります。ですから、中古物件を購入し、好みに合わせてリフォームした方がよい場合もあるのです。

そのためには中古物件の慎重な見極めが必要になります。いくらリフォームで改修が可能とはいえ、もとの素材にガタがきているようでは十分な形で行うことができないからです。

まず家屋の状態。リフォーム以前に修理が必要になってしまうようでは費用のメリットはまったくなくなってしまいます。天井や壁の状態、雨漏り、配管の状態などをよくチェックしておくことが重要です。また、増改築が可能かどうかのチェックもぜひとも行っておきたいところです。耐震対策のリフォームを考えていない場合には強度のチェックも欠かせません。

また新築時の工法によってはリフォームが思うようにできない場合もあります。壁を動かすことができなかったり、特殊や工法なため同じメーカーでしか工事ができないなど。後になってリフォームできないことが判明するようなことがないよう、この点に関しても事前の把握が不可欠となります。

このように、リフォーム前提の中古物件の購入にはメリットと注意点がそれぞれあります。資金の問題も含め、業者とよく相談し、あらかじめ具体的な計画を立てておくことが重要になってくるでしょう。

浴室のリフォーム

1日の汚れを落とし、疲れを癒す場所、浴室。住宅の価値は浴室がどれだけ充実しているかにかかっている、とも言われます。

ほぼ毎日使う空間だけに、年月の経過による劣化が激しい場所でもあります。きれいで快適な浴室で過ごせるかどうかは日々の生活にも大きな影響をもたらすもの。また高齢になった場合、足腰に負担がかからない構造も求められます。浴室のリフォームはその住宅で長く生活するうえで欠かせないポイントとなるでしょう。

浴室のリフォームのポイントはいくつかあります。まず設備のリフォーム。ジェットバス仕様にしたり、エコキュートを導入するなど、より便利な環境を用意するためのリフォーム。それから浴槽を人造大理石やホーロー製にしたり、天窓を設けるなど外観や高級感を施すためのリフォーム。さらに断熱材や床材の変更など快適な環境作りのために行うリフォームなど。

また高齢者や障害者がいる家庭では段差の解消やユニットバスの設置、浴槽内昇降機の設置などの選択肢があります。

浴室のリフォームの場合、部分的に行うよりも全体的に改修することが多いため、システムバスを導入するケースが多いのも特徴です。これまでよりも広いスペースを確保できたり、洗練されたデザインや明るい雰囲気にすることができるなど、システムバスにも優れたものが多数あります。

浴室をきれいにしたたけで住宅そのものが生まれ変わったような気分を味わえるもの。浴室のリフォームを行う際にはこだわりを持った上で計画を立てたいものです。

リフォームの制限

既存の住宅を改修するリフォーム。増築で部屋を増やしたり、二階建てを三階建てにするところも増えているようです。しかし、リフォームといってもどんな増改築を行ってもよい、というわけではありません。リフォームには一定の制限が設けられています。

まず高さの制限。原則として高さは10mあるいは12mに制限されています。この高さの制限も細かい設定が定められており、道路の反対側の境界線上から敷地に向かう斜線によって高さを制限したり(道路斜線制限)、隣地の境界線上から敷地に向かう斜線によって制限する(隣地斜線制限)決まりなどがあります。

また、10uを超える範囲で増築を行う際にはあらかじめ自治体に申請を行い、許可を得ておく必要があります。

増築の際には建ぺい率と容積率も重要な指標となります。これは住宅の一階部分の面積の敷地面積に対する割合のことです。容積率とは敷地面積に対する延床面積の割合のことです。もし容積率が200%、敷地が100uの場合、延床面積が200uまでの建物を建築することができます。増築時にはこの割合を超えない範囲で行わないと違反となってしまいます。

住宅に面している道路の幅もリフォームの制限となります。原則として道路幅が4m以上なければリフォームができません。もしこの幅を満たしていない場合は道路の中心線から2m以上離した位置で増築する必要が出てきます。

こうした制限を踏まえたうえでリフォームの計画を立てる必要があります。リフォーム前提で住宅を購入する際にはとくに注意しなければならないでしょう。

トラブル

最近急増し、大きな問題となっているのがリフォーム絡みのトラブルです。とくに悪質なリフォーム会社による被害が相次いでおり、話題となるケースも増えています。

原則として契約金額が500万円未満の場合は誰でもリフォームを行うことができます。そのため、いい加減な工事をした上で高額の費用を請求する業者もあります。とくに多いといわれているのが訪問販売。高齢者の一人暮らしなどを対象に強引な勧誘で契約に持ち込むケースが多く、注意が呼びかけられています。

また、リフォームの場合実際の工事の過程を把握することができないという問題もあります。とくに耐震補強などの場合は注意が必要で、手抜き工事によって求める結果が得られない場合があります。詳しい説明を受けたり、第三者にチェックしてもらうなどの対策が必要になります。

悪質なケースではリフォームする必要がないにも関わらず「早いうちに補修をしておかないと家が倒れる」などと脅し文句を並べて契約を迫る業者もあります。たいていが訪問販売のケースですが、この場合では工事もろくにせず代金だけを請求するケースも少なくありません。

せっかくのリフォームがこのようなトラブルによって台無しにされないためにも、信用できる業者に依頼することが大前提となります。もし万が一、リフォームによってトラブルが発生した場合には国民生活センターや消費生活センター、各自治体の相談窓口などに相談するという選択肢もあります。業者との交渉をうまく進めるためにはトラブルの原因や状況をしっかりと把握し、記録にとっておくことも重要になるでしょう。

費用について

リフォームの際、気になるのはやはり費用。馬鹿にならない費用がかかるだけに、事前に予算の計画をしっかり練っておく必要があります。そのためにはリフォームの相場を把握しておくことが欠かせません。
ではリフォームにはどの程度の費用がかかるのでしょうか。リフォームといってもいろいろなケースがありますから、目的にあわせた費用の把握が求められます。

まずキッチンリフォーム。この場合、位置を変えるかどうかで費用が大きく異なってきます。位置を変えると配管工事なども加わるため、費用が高額になります。位置を変えないで行う場合は材料費+工事費で100万円程度。オープンタイプにするなど位置を変更する場合は200万円程度が相場となっています。

それから浴室のリフォーム。もっとも多いシステムバスへの変更には全面的なリフォームが必要になります。費用としては材料費+工事費で100万円程度。自由度を求める従来工法の場合はやや高くなり、150万〜200万円程度の費用が必要になります。

リビングのリフォームはその内容によって費用が大きく異なってきます。壁紙の張替えだけなら10万円弱で可能ですが、床暖房を設置する場合などには100万円程度の費用は見なければならないでしょう。

リフォームの費用は使用する材料のほか、住宅の状況にもよります。リフォームする前に補修が必要な場合もあるからです。今回挙げた数字からもわかるように、最低でも100万円程度は用意しておく必要があります。具体的な計画と同時進行で予算を決めるようにしたいものです。

業者選び

リフォームを検討する際、おそらくもっとも悩むのが業者の選択なのではないでしょうか。悪質業者によるトラブルが相次いでいるということもあり、信頼できる業者を選ばないといけないという思いは強いもの。またリフォームの際には専門家のアドバイスが不可欠。理想的な住宅環境を実現するためには良い業者とめぐり合うことが大前提となるのです。

そんなリフォーム業者選びのポイントとなるのがまず業者の種類。リフォームを取り扱っている業者にはさまざまな種類があります。もっとも馴染み深いのが工務店。優れた技術と実績を誇るのが魅力ですが、インテリアや流行などに弱いという面もあります。

それからハウスメーカー。大手のハウスメーカーが展開しているリフォーム事業も有力な選択肢です。最新の素材や流行のインテリアを取り入れた工事ができるのが強みである反面、やや費用が高くなってしまうという面があります。

ほかにはリフォーム専門業者もあります。専門業者だけにノウハウに長けているのが特徴ですが、中に
は悪質な業者も多く、もっとも選択が難しい業者でもあります。

リフォーム業者選びで重要になるのは事前にしっかりと話を聞くことです。中には営業だけ熱心で肝心の工事が心もとない業者も少なくありません。見積もりを依頼した場合には詳細の公開も依頼するようにしましょう。安い費用を提示する会社の中には材料や必要な工事を行わないなど手抜きが入り込んでいる恐れもあります。

営業や料金の安さだけでなく、顧客の立場になってリフォームの提案をしてくれる業者が理想的でしょう。実際に担当者と会い、話を聞いて感触を確かめた上で業者を選択するようにしたいものです。

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